危機管理意識のこと
私たちは、今般の新型コロナウイルス感染症危機に曝される前まで、専ら地震や津波に対する危機管理に心を奪われていました。そこへ全く予期せぬ禍が押し寄せたため、私を含め多くの人々が少なからず慌ててしまったように思います。しかしながら、この禍は決して軽視すべきものではなく、有史以来人類が乗り越えてきた幾つかの大きな壁のうちの一つであることに間違いはありません。
ところで、感染症拡大の懸念が新聞・TVで報じられ始めてから既に2カ月余りが過ぎようとしていますが、人それぞれの危機意識に大きな温度差があることが分かりました。恐れすぎることは決して好ましいことではありません。かと言って、恐れなすぎることにも問題があります。ここはひとつ冷静に見極めて正しく恐れたいと思うのですが、3つの中では一番難しい心構えであることが良く分かりました。
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