空がとっても高い
9月の初旬です。工事中のアメニティ・オアシス駅南では、建物の外壁に沿って天まで届くほどの足場が伸びています。麓の方から順番に見上げて行くと、そのてっぺんの方で仕事をしている職人さんたちの身のこなしは、まるで宙を歩きまわっているかのように見えます。その日は辺りの空気もすっかり秋色に変わり、空も高く感じられました。
「天高く馬肥ゆる秋」… と、大昔に詠ったのは中国大陸の人。なぜ秋の空は高いのでしょうか?たぶん、空気が澄んでいるから。そして秋の雲は空の高い場所にできるから。一方、天が低いのは雨雲のせい…「空がとっても低い 天使が降りてきそうなほど…」(ベルベット・イースター)と、詠ったのは当時最初のアルバムをリリースしたばかりの“荒井由実”でした。信じられないことにその頃の私は高校生でした。
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