水上?水下?
建設部のヨコヤマです。
突然ですが、防水工事にはいくつか種類があることをご存知でしょうか?
現在私が担当している現場では、シート防水とウレタン塗膜防水を採用しています。
今回、当記事ではシート防水について少しだけお話しします。
一般住宅から高層ビルまで、どの建物の屋上も排水箇所まで雨水を流すために勾配になっています。その勾配に対して『水下から水上に』シートを貼ることが、シート防水の基本です。
では、なぜそのようなルールがあるのでしょうか?
その理由は、以下の図を見て頂けると分かると思います。
※↓下記ページを参考にしました。
水下のシートを水上のシートに重ねてしまうと、勾配により流された水がシートの隙間に入り込んでしまいます。つまり、雨水の入り込みを防ぐために下→上の順に貼っているわけですね。
同じようなルールで施工を行うものとして、瓦屋根が挙げられます。詳細は省きますが、基本の流れとしては下から瓦を重ねていく様に施工していきます。
シート防水の基本と言いましたが、シート防水に限らず水下から水上へ重ねるのは建築の基本、つまり基本中の基本であると言えるでしょう。
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