
なみだの総量
あるお寺のご住職のお話しです。人は泣きたいときには泣いた方が良い。涙を流したら、また元に「戻る」ことができ、泣いたらまた「立ち上がる」ことができるのです。そんな内容のお話しでした。
ところで、人が一生のうちに流す涙の総量というものは予め定まっているのではないかと思います。若い頃は余り泣くこともなかった私ですが近ごろTVなどを見ていても感傷的な場面に出くわすとうっかり目をうるうるさせてしまう回数が増えました。まさに涙の在庫処分を急いで行っている有り様です。年を取ると涙もろくなると言われるのは畢竟そういうことなのだ、と納得しました。

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