気になる娘(こ)
つい先日のことでした。マイカーで正面道路へ出ようと一時停止中の私の目の前を自転車に乗った娘が左から右へ風を切るように走り抜けていきました。ほんの一時の流れるような瞬間でしたが、颯爽としたその姿はキキ(「魔女の宅急便」)さながらのカッコ好さでした。ところが、その娘の頭の中はヘッドホンから溢れ出る音楽で外界とは遮られているらしく、まるで夢の世界を走っているみたいです。おまけに右手でスマホを操りながら道路の右端を疾走するその速さは明らかにスピード違反でした。あぁ、あの娘は無事に家までたどり着けたのだろうか・・その日の夜は眠りに着くまで気になる娘でした。
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