SLばんえつ物語
先日町内の子供たちを連れて「SLばんえつ物語」に乗車し、1時間ほどの旅を楽しんできました。一番感激したことは、余りにもスピードが遅いということです。そのおかげで思う存分車窓からの景色を楽しむことが出来たのでした。日頃の行いが良い人ばかりの集まりだったので、その日は天候にも恵まれました。真っ青な秋空の下、遠くに見える柿の実がひときわ鮮やかに目に飛び込んできます。また近くに目を遣ると、線路わきのコスモスが私達を歓迎しているかのように一斉に風に揺れています。兎に角のんびりと走ってくれるものですから、線路わきの住宅街の路地裏まで確実に見通すことができるのです。そして沿道の人達が立ち止まってこちらに手を振ってくれるものですから、少々気恥ずかしい思いをしながら、こちらも大きく手を振り返しました。思うに幼い頃の蒸気機関車の思い出を持つ私達の世代にとっては郷愁を誘う楽しい一時でしたが、果たして現代の子供たちにはどのように映ったのだろうか?良くは分かりませんでした。
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