【第3回】カタン初心者が勝つためのコツ
前回は、ボードゲーム「カタン」の基本ルールとゲームの流れを紹介しました。
第3回となる今回は、初心者が勝ちやすくなるためのコツを紹介します。
カタンはサイコロを使うゲームなので、運の要素もあります。
しかし、ただ運だけで勝敗が決まるわけではありません。
どこに開拓地を置くか。
どの資源を集めるか。
誰と交渉するか。
どのタイミングで道を伸ばすか。
こうした判断によって、勝ちやすさは大きく変わります。
今回は、カタンを始めたばかりの人でも意識しやすいポイントを、わかりやすくまとめていきます。
最初の配置がとても大切
カタンで特に大切なのが、ゲーム開始時の開拓地の配置です。
最初に置いた開拓地によって、序盤に手に入る資源が決まります。
つまり、最初の配置がうまくいくと、ゲーム全体を進めやすくなります。
逆に、資源がなかなか手に入らない場所に置いてしまうと、道も作れず、開拓地も増やせず、序盤から苦しくなってしまいます。
初心者のうちは、難しく考えすぎる必要はありません。
まずは、「出やすい数字」と「資源の種類」の2つを意識するとよいです。
コツ1:出やすい数字の近くに置く
カタンでは、サイコロを2個振って出た数字の土地から資源が生まれます。
2個のサイコロでは、すべての数字が同じ確率で出るわけではありません。
特に出やすいのは、6や8です。
次に、5や9、4や10も比較的出やすい数字です。
そのため、最初の配置では6や8の近くを狙うと、資源をもらえる機会が多くなります。
ただし、6や8の場所は他のプレイヤーも狙いやすいです。
人気の場所はすぐに取られてしまうことがあります。
もし6や8を取れない場合でも、5や9、4や10に接している場所を選べば、十分に戦いやすくなります。
大切なのは、資源がまったく出ない時間を減らすことです。
資源が定期的に入ってくる場所に開拓地を置くと、建設や交渉がしやすくなります。
コツ2:資源のバランスを考える
出やすい数字だけを見て配置を決めるのは少し危険です。
たとえば、出やすい数字に置けたとしても、同じ資源ばかり手に入る場所だと、建設が進みにくくなることがあります。
カタンでは、道を作るには木材とレンガが必要です。
開拓地を建てるには、木材、レンガ、羊毛、小麦が必要です。
都市に発展させるには、小麦と鉱石が必要です。
このように、やりたいことによって必要な資源が変わります。
初心者は、できるだけ複数の資源を取れるように配置するのがおすすめです。
特に序盤は、木材とレンガがあると道を伸ばしやすくなります。
さらに、羊毛と小麦があれば開拓地を建てやすくなります。
中盤以降は、小麦と鉱石が重要になります。
都市を作るために必要だからです。
つまり、序盤は道と開拓地を作る資源。
中盤以降は都市を作る資源。
この両方を意識できると、ゲームを有利に進めやすくなります。
コツ3:道を伸ばす方向を決めておく
カタンでは、新しい開拓地を建てるために道を伸ばす必要があります。
しかし、道はどこにでも自由に伸ばせるわけではありません。
他のプレイヤーの道や開拓地に進路をふさがれることもあります。
そのため、序盤のうちから「どこを目指して道を伸ばすか」を考えておくことが大切です。
たとえば、次に建てたい場所があるなら、そこへ向かって早めに道を伸ばします。
港を使いたいなら、港のある場所を目指します。
まだ誰もいない広い場所があるなら、そこへ向かうのも良い選択です。
何となく道を伸ばしていると、途中で行き止まりになったり、必要のない方向に進んでしまったりします。
道を作る前に、「この道の先に何をしたいのか」を考えると、無駄な建設を減らせます。
コツ4:交渉は自分だけでなく相手の得も見る
カタンでは、他のプレイヤーとの交渉がとても重要です。
足りない資源を交換で手に入れられれば、道を作ったり、開拓地を建てたりできます。
しかし、交渉では自分が得をするかだけでなく、相手がどれくらい得をするかも考える必要があります。
たとえば、自分が小麦をもらって開拓地を建てられるとしても、相手が鉱石をもらって都市を作れるなら、相手の方が大きく有利になるかもしれません。
特に、勝利点が多いプレイヤーや、もう少しで勝ちそうなプレイヤーとの交換には注意が必要です。
初心者のうちは、「今いちばん勝ちそうな人には、簡単に必要な資源を渡さない」と覚えておくだけでも十分です。
交渉はカタンの楽しい部分ですが、相手を助けすぎないことも大切です。
コツ5:都市化を意識する
序盤は開拓地を増やすことが大切ですが、中盤以降は都市化も重要になります。
都市にすると、勝利点が2点になります。
さらに、その場所からもらえる資源の数も増えます。
たとえば、通常の開拓地なら資源を1枚もらうところ、都市なら2枚もらえます。
出やすい数字の土地にある開拓地を都市にできれば、資源が一気に集まりやすくなります。
都市化には小麦と鉱石が必要です。
そのため、ゲームの中盤以降を見据えるなら、小麦と鉱石を取れる場所も意識しておきたいところです。
開拓地を増やすだけでなく、今ある開拓地を強くする。
この考え方ができると、勝利点を伸ばしやすくなります。
コツ6:発展カードも選択肢に入れる
初心者のうちは、道や開拓地ばかりに意識が向きがちです。
しかし、発展カードも勝つための大切な手段です。
発展カードには、盗賊を動かせる騎士カードや、勝利点が入っているカードがあります。
特に、発展カードの勝利点は相手から見えません。
そのため、終盤に思わぬ形で勝利につながることがあります。
また、騎士カードを使うことで盗賊を動かし、相手の強い土地を止めることもできます。
資源に余裕があるときや、小麦・羊毛・鉱石がそろいやすいときは、発展カードを買うのもおすすめです。
コツ7:盗賊は遠慮しすぎない
サイコロで7が出ると、盗賊を動かすことができます。
盗賊をどこに置くかは、初心者が迷いやすいポイントです。
「相手に悪いかな」と思ってしまうかもしれませんが、盗賊はカタンの大事なルールのひとつです。
遠慮しすぎる必要はありません。
基本的には、今いちばん有利なプレイヤーの土地や、出やすい数字の土地に置くと効果的です。
また、自分が欲しい資源を持っていそうな相手を狙うのもひとつの考え方です。
もちろん、何度も同じ人ばかり狙うと雰囲気が悪くなることもあるので、場の空気を見ながら使うのが大切です。
盗賊は、トップを止めたり、自分の不足資源を補ったりできる重要な手段です。
コツ8:勝っている人を意識する
カタンでは、自分のことだけを考えていると、いつの間にか他のプレイヤーが勝利に近づいていることがあります。
特に、都市が多い人、道が長い人、発展カードをたくさん持っている人には注意が必要です。
勝利点が見えている分だけでなく、発展カードによる隠れた得点がある場合もあります。
そのため、終盤では「今、誰がいちばん勝ちそうか」を意識しながら行動しましょう。
勝ちそうな人とは安易に交換しない。
盗賊で止める。
他のプレイヤーと協力して追いつく。
こうした判断が、逆転につながることもあります。
初心者におすすめの考え方
カタンを始めたばかりの人は、最初から完璧な戦略を目指さなくても大丈夫です。
まずは、次のことを意識すると遊びやすくなります。
出やすい数字の近くに置く。
資源の種類をなるべく偏らせない。
次に建てたい場所を考えて道を伸ばす。
勝ちそうな人に簡単に資源を渡さない。
中盤以降は都市化を目指す。
この5つを意識するだけでも、かなりゲームを進めやすくなります。
カタンは、遊ぶたびに盤面も展開も変わります。
最初は負けても、「次はこうしてみよう」と考えること自体が楽しいゲームです。
まとめ
カタンで勝つためには、運だけでなく、配置、資源、交渉、道の伸ばし方が大切です。
特に初心者は、最初の配置で出やすい数字と資源バランスを意識するだけでも、かなり遊びやすくなります。
また、序盤は道と開拓地を増やし、中盤以降は都市化や発展カードも狙っていくと、勝利点を伸ばしやすくなります。
カタンは、1回遊ぶごとに新しい発見があります。
「この配置はよかった」「この交渉は失敗だった」「次は港を狙ってみよう」
そんなふうに考えながら遊ぶことで、どんどん面白くなっていきます。
次回は、実際にカタンを遊んでみた感想や、家族や友人と遊ぶときの楽しさについて紹介します。
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