人と自然の心地いい距離感。雀の巣立ちを待つ、ある日の巡回
皆さま、こんにちは! ソリューション事業部のSです。
普段私は、オーナー様から大切にお預かりしているマンションやアパートの管理・保守、そしてご入居者様からのお困りごとの対応などを担当しています。皆さまの快適な暮らしを陰から支えるのが、私の大切な役目です。
そんな日々の巡回の中での、ある日の出来事をお話しさせてください。
その日は、とあるマンションへ「蜘蛛(くも)の巣対策」の作業に向かっていました。 作業を進める中で、ふと各お部屋の前にある「電気メーターボックス」に雀(すずめ)が巣を作っているのが気になりました。
電気メーターボックスの中には複雑な配線があり、そのままにしておくと安全面でのリスクがあります。また、糞(ふん)による汚れでご入居者様に不利益やご迷惑がかかってはいけないという思いから、その場で巣の撤去を行うことにしました。
安全で清潔な環境を守るため、まずは1つ目の巣に手をかけ、慎重に撤去し始めたその時です。
巣の奥から、まだ上手に鳴くこともできない、本当に小さな雛(ひな)たちが姿を現しました。
管理をお任せいただいている立場としては、ご入居者様の安全な暮らしを最優先にし、速やかに撤去すべき局面です。しかし、まだ空を飛ぶこともできず、一生懸命に生きている雛たちの居場所を今すぐ奪ってしまうことが、どうしても心苦しくなってしまいました。
「安全を守ること」と「目の前の小さな命」。 現場でしばらく葛藤した結果……私は今日、巣の撤去を断念することに決めました。
もちろん、そのまま放置するわけではありません。 すずめの親子が無事に巣立つ時期をしっかりと見計らい、その後で、人もすずめもお互いに安全でいられるような形で、改めてボックスの清掃と対策を行う予定です。
マニュアル通りにいかないことも多い建物の管理ですが、ただ機械的に作業をこなすだけでなく、こうした現場の状況に寄り添った柔軟な対応も大切にしたいなと、改めて深く考えさせられた一日でした。
これからも、ご入居者様が安心して、そして少しだけ温かい気持ちで暮らせるような街づくり・建物管理を目指してまいります!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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