WORKS施工実績
公共施設・
歴史的建造物
重要文化財 種月寺本堂保存修理工事
施工
修繕
担当スタッフからのコメント
元禄十二年(1699年)に再建された本堂の保存修理は、修理内容については全て調査をし、結果を設計監理の文化財建造物保存技術協会監理担当者から指導を受け、工事を進めていくものです。
18ヶ月間余りに及ぶ工事期間中は特に当然の事、本堂は国指定重要文化財であり、木造建造物ですから火災災害に十分注意を払い、工事を進めていきました。修理が進んでいく中では300余年前当時の宮大工職人の墨書が見えたり高い精度をもった継ぎ手・仕口・和釘が見えたりと本堂の長い歴史を感じる処が多くありました。
工事期間中、歴史的建造物の大切さを数多くの方々に理解を深めて頂くために新潟市(動く市政教室)及び発注者側より見学会が十数回と開かれました。歴史的建造物を今後に幾百年と大切に残す事の重要性・容易ではない事、多くの方々の心に残った事と思います。