見えているのに見えていない
先日、お客様から御相談の電話がありました、
部屋のどこかから、「ピー」という高い音が突然鳴り出したのですが、出所がわからない状態で、
困っているとのことでした。
取り急ぎ現場へ伺い、周辺の空調機器や照明設備・パソコン・インターホン・電子錠システムの端末など、見える範囲の機器をチェックしたのですがまったく分かりません、
あまりにも高音かつ大きな音なので、同じ場所にいると耳がマヒして部屋のどこで聞いても同じように感じてしまうのです。
2時間程度経過した頃自分の耳で音の大きな方向を探って壁に接近してみたところ、床のほうへ下がると音が大きく聞こえる事に気づきました、
そのまま右手を右耳にそえて壁際を下がっていくと、隣の部屋のコンセントから延長コードで接続された小さな受信機(お客様が使用している物です)がありました、当然最初からあったものなのですが小型なものなのでまったく意識していませんでした、
お客様もまさかこんな物があの高音を出していたのかと、絶句していました。
苦笑いと共に脱力感と安堵感を同時に感じた出来事でした。
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