最近、漸く「かきのもと」を美味しいと感じるようになりました。花を食べるなんて・・・と子供の頃は少しも美味しいとは感じませんでしたが、大人になって漸く美味しいと感じる味覚を身に着けることが出来ました。そうです、食用菊「かきのもと」のお話しです。

あのシャキシャキッとした食感が心地良い新潟の食材です。名前の由来は「昔から生垣の根元辺りに多く植えられていたから」という説があります。新潟人にはポピュラーな「かきのもと」ですが「おひたし」などにして、食卓上の一品として立派に成り立っているのは、ここ新潟と山形くらいのものだとも聞きました。いずれにしても、美味しいものなら何でも食べてみたいという輩にとって「かきのもと」こそ、季節を感じさせてくれる秋には欠かせない逸品です。