
BIMと職能
国の方針としてBIMが推進されて久しいですが、その進化によって新しく生まれる職能やなくなっていく職能があるといわれているようです。

BIMが進化していくなかで、CADオペに代わるBIMモデラーやBIMマネージャーという新しい職能が生まれ、建前上はモデリングを行うことで数量が拾え(積算見積もりができる)積算部が必要なくなるともいわれるようですが、一方では単位数量が単純にそのまま見積もりに反映すればいいとも言えないケースもあり、そういった場合は、物価の上昇見込みや調達先の情報、これまでの類似物件の実績あるいはどうしても受注しなければならない物件など、従来の積算ノウハウを使ったさじ加減が必要なこともあるわけで、BIMが積算部にとって代わることはすぐにはなさそうだったりと、職能の押し合いへし合いがとりだたされる懸念もあるようです。

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