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やく年

担当

OBスタッフ

なんでもすぐに真に受けてしまうところが私にはあります。
そのため、私に冗談を言おうものならその冗談を本気で信じ後々面倒になってしまうことが目に見えています。
こんなふうになんでも簡単に真に受けてしまうこの性格には、良い面も悪い面もあったように思います。
 
最近は立て続けに災難がありました。
学生の頃に買ったとても気に入ってたアウターが手摺に引っ掛かり切れてしまったり、奮発して買った財布に大きな傷がついてしまったり。
何か物を買えば、サイズが違っていたり、他の店でもっと安く売っていたり。
何もうまくいかず相当凹んでいました。
そんな話を友人にすると、「今年俺らの代は”厄”年だよ」と。
「ああ、”厄”年だからこんなに運が悪いのか。」とその言葉を簡単に真に受け、今後新しく始めようとしていることが、失敗してしまうのではないかと恐ろしくなって腰が引けてしまっていました。
 
「俺今年”厄”年でさ、アウターは切れるし、財布には傷できるし。ほんと最悪。」
そう父親に愚痴をこぼすと、「”役”に立つ年だから、やく年だろ。」と笑って返されました。
その言葉が自分の言葉なのか、誰かの言葉なのか。それはわかりませんが、ただその言葉をすぐに返せる父親の人生に感動すると同時に徐々に笑いがこみ上げてきました。
「”役”に立つ年で”役年”か。なんかいいな。」と。
 
私のなんでも簡単に真に受けてしまう性格が、こんなときは決まって”役に立って”くれています。

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