私だけの白菜漬け
毎年2月は白菜漬けの月と私は決めています。寒さが増し、一段と白菜の甘味が増すのはこの月です。長時間漬けたものは苦手です。美味しいのは浅漬けです。塩っ気はゼロにに近く、食感はほとんど生に近い超々浅漬けです。鷹の爪、ニンニク、昆布、柚子など各家庭でその味付けに秘伝の様なものがあるのも楽しいところです。
先ずは小鉢に盛られた白菜の山から、取りあえず口にする分だけの塊を手元の銘々皿に取り分けます。ここから先が肝なのですが、私の大好きな白菜漬けは「味の素」を振りかけ、その上から醤油を数滴たらして食すものです。箸を口に運んだとき、2月という月がこの世に存在することに心から感謝する瞬間です。ただ残念なのは、家の子供達が漬物というものを食べる姿を全く見なかったことです。
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