長い冬が去り、春の日差しがここ「アメニティ・オアシス駅南」（ご高齢者生活支援サービス付きマンション）の軒下で暮らすメダカ達にも降り注ぐようになりました。冬の間は水底でひっそりと生活していた彼らが漸く水面に顔を出してくれるようになりました。同時にご近所の人たちも示し合わせたように癒しを求めてここへ立ち寄って下さいます。

マンションのレストランでは丁度夕食時です。保育園帰りの男の子がママに手を引かれて歩く姿を私達がガラス越しに見ていると男の子はマンションの前で突然ママの手を振りほどき、こちらを目指して一目散に駆け出して来ます。そしてメダカ達との再会のひと時に大満足したあと、今度はすっかり仲良しになってしまったレストランのお客様達とガラス越しのジャンケン大会を始めるのです。一通りのルーティンが終わると再びママに手を引かれて何事もなかったように家路につくのですがその情景はいつも私達の心を和ませてくれます。