今年の4月のことですが、台風や大雨などに関する的確な情報を得ようと思い、市が提供する防災メールに登録をしました。すると毎日のようにメールが送られてきました。ところがその内容はクマの出没に関するものが多かったように記憶しています。なるほど「ついに新潟のクマたちも動き出したのか！」と他人事とは思えない状況に自らもいつどこでクマに遭遇しても良いように心の準備だけはしたものです。そのうちクマは冬眠に入ってしまったのでしょうか？いつの間にかクマが「猪」に代わり、最近は「鹿」に代わっています。市内にもこんなに沢山の野生動物たちが共存していたのかと今更ながらビックリさせられる次第です。

ところで「猪」も「鹿」も日本では古来より馴染のある動物たちですが、なかでも「鹿」は紅葉とともに和歌の世界では秋を表す景色として登場します。更に花札の世界では「猪」「鹿」「蝶」と来れば、そこそこの高得点を得られる人気の役なのですが、もともと縁起の良い生き物たちの組み合わせとなっています。それぞれ「子孫繁栄」と「金運」と「復活」の象徴とされているらしいです。