
赤い羽根
毎年9月~10月頃、各自治会にも配られるようです。ニワトリの羽根を赤く染めただけのものですが、小学生の私たちは寄付行為の証であるそれを得意げに帽子の横っちょに刺して(当時の羽根は針仕様でした)学校へ通いました。共同募金のシンボルともいうべき「赤い羽根」の歴史は古く、戦後間もない頃(昭和20年代の初期)に始まったものらしいです。
そのほかにも「緑の羽根」があることを多くの方はご存知かと思います。いずれの羽根も社会的な活動や福祉活動を支援するためのものですが、羽根の色の違いは社会活動の中身の違いに依ります。少々曖昧ですが「緑の羽根」は砂漠化防止のための植林や被災地復興のための海岸林再生化などの取り組みに充てられているそうです。
ここまで大活躍のニワトリですが、実は「赤」と「緑」のほかに「青い羽根」(海難救助)、「水色の羽根」(漁船海難遺児の育英)もあり、過去の一時期においては「黒い羽根」(炭鉱失業者の救済)と「白い羽根」(?)まであったそうです。申し訳ないことに私はまったく知りませんでした。

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