年齢を重ねたせいでしょうか。近ごろ日本の「唱歌」・「抒情歌」にみられるメロディー・ラインの美しさや優しさに改めて気づかされ驚いている次第です。きっかけは日本のギタリストが海外のコンサート会場でアンコールに応え、ある「抒情歌」を弾いたところ、聴衆の拍手がその日一番のものだったというエピソードを知ってからです。

「唱歌」や「抒情歌」（もともと外国の楽曲に日本語詞を付けて完成した歌も含みます。）の数は大変多いのですが、時節がら「秋」に因んだ楽曲をいくつか選んでみました。「里の秋」ｼｽﾞｶﾅ ｼｽﾞｶﾅ∼、「赤とんぼ」ﾕｳﾔｹ ｺﾔｹﾉ∼、「旅愁」ﾌｹﾕｸ ｱｷﾉﾖ∼、「故郷の空」ﾕｳｿﾞﾗﾊﾚﾃ ｱｷｶｾﾞﾌｷ∼、「紅葉」ｱｷﾉﾕｳﾋﾆ∼、「ちさい秋みつけた」ﾀﾞﾚｶｻﾝｶﾞヾヾ∼、「夕焼け小焼け」ﾕｳﾔｹｺﾔｹﾃﾞﾋｶﾞｸﾚﾃ∼。等々数え上げたら枚挙に暇がありません。さて、皆さんは何曲ほど口遊むことが出来たでしょうか？